しんぱしー

漫画・アニメのレビューを書いてます

世界の意味を問う。アニメやマンガでいうところの世界観とは?

世界観ってなんだ?

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アニメやマンガのレビュー(特にファンタジーもの)でよく見かける世界観。

自身もよく使っているものの、特に定義とかは気にせずに使っていたので、どういうものなのか考えてみました。

 

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世界観の定義  

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世界観についてのWikiからの引用

 世界観(せかいかん、独: Weltanschauung)とは、世界を全体として意味づける見方[1]・考え方のことである。人生観より広い範囲を包含する[1]。単なる知的な理解にとどまらず、より情意的な評価を含むものである[1]。情意的な面、主体的な契機が重要視される[2]。
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 引用元:世界観 - Wikipedia

 

情意的な評価を含むかー。

それは、ちょっと違うと思いつつ・・実はそうかも。

私が世界観という使う時には、どれだけ入り込めたか?を起点に使うことが多いけども、必ずそこにはなんらかの感情移入があるわけだし。

共感性などがあって、それは知的理解の枠の外にある。

 

世界の意味を問うもの

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同じくWikiからの引用。これは面白いし、凄く凄く深い考察だと思いました。

世界観とは、世界の意味を問うもので、たとえば

「この世界は私にとってどんな意味があるのか」

「この世界で私はどのような役割を果たしてゆくことが期待されているのか」

「世界の中で人間はいかなる役割を果たせば意味があるのか」

などの問いに答えようとするものである。

引用元: 世界観 - Wikipedia

 

世界の意味を問うもの、か。

このワード響くなぁ・・。

でも確かに、世界観あるなーって作品は、

その作品の中で、登場人物の目を通じつつ、作者なりのメッセージを伝えて来ると思う。

 

ポジティブなものだと、共感、笑い、愛、優しさ、純粋さ、勇気、努力、馬鹿っぽさ

ネガティブなものだと、残酷さ、嫉妬、弱さ、理不尽、醜さ、エゴ

 

世界は優しくて、純粋で、残酷で、理不尽に満ちている。

ポジティブでもネガティブでも、どちらも人間の感情に潜むものだから、ずずずっとと入ってくる

 

逆に世界観が弱い作品というのは、一通り終わってみて、

ぇ?これ何が言いたかったの?ってなる。

アニメも、漫画も作り物であり、フィクションに過ぎないんだけど、いかにも作り物をそのまま見せられているような感覚・・。

 

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世界に対する態度及びその表明 

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同じくWikiより引用。

ああーまさにこれだなーって感じ。

したがって、世界観とは、世界に対する態度およびその表明であるとみなすこともでき、人生観や実際の生き方と結びついている。

さらに「世界観」を背景にして、「理想」や「善」などの意志的側面、行動原則など実践の指針が与えられる。

 引用元: 世界観 - Wikipedia

 

作者が作品にメッセージを込める際に、それを指す適当な言葉が見つからなかったんですが、態度って言葉は割と適切かもしれないです。

現実にはないSF作品だとしても、作り手はかならず現実世界で経験した感性をもとに作品に投入しているわけで、それが斬新だったり、共感性が高いと凄く引き寄せられます。

 

超能力者や巨大ロボットが出てくるようなSFで、その設定自体には現実味が無かったとしても、ストーリーの中に作者の世界観が浸透していると、全体を通してリアリティを感じられます。 

 

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