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リゼロ あらすじ
これはとある主人公が突然、異世界へと転生した物語です。今流行りの「異世界もの」という先入観があるとは思いますが、そんじゃそこらに転がっている異世界小説とは別次元の面白さがあります。
異世界ものは流行りと同時に飽きの傾向にありますが、これは既存の異世界ものとは一味も二味も違う内容となっています。
ことの始まりは、主人公「ナツキスバル」がとある日の夜にコンビニへと赴いた帰りのことでした。
このスバルという男は、高校3年生、18歳でいわゆる世間でいう引きこもりというやつです。
学校へ登校することはなく、好きに寝て、好きに遊ぶという怠慢極まりない生活を送っていた矢先のことです。コンビニ帰りに突然、視界が霞み、気づけば見知らぬ土地へと誘われていたという事態に・・・。
3話目から最後まで一気に吸い込まれるストーリー展開
この作品の凄いと思ったところは、視聴者の引き込み力です。
3話目まで見たところで、次どうなるのかが気になって仕方がない。
タイムリープ進行とそうでない日常進行が交互に展開されることで、感情の抑揚を産み出します。
この作者は緩急の使い方が天才的だと感じました。
超個性あるキャラクター
敵味方とも個性あるキャラクターが登場します。
特に、魔女教大罪司教『怠惰』担当ペテルギウス・ロマネコンティは、一度視聴したら死ぬまで忘れることのない強烈なインパクトを持っています。
斬新な構成
象徴的だったのは、〇〇になるキャラクターにまで殺されてしまうことですね・・。これは衝撃的でした。
残酷な描写も多いです。
また、殺されはしないけど、突き放されたり、凹られたり、騙されたりと・・登場キャラクターの姿が主人公の行動を通し、異なる角度から見えるという点が新鮮でした。
彼らが主人公の行動によってどう動くのか?
ここが見どころになります。
未来が見えているだけでは、狙った結果が得られない
リゼロはタイムリープを扱った作品ですが、その手の作品の多くは「選択」が重要になっています。
ある選択を試行錯誤していって、正解を選べるとゴールに辿りつけるタイプです。
この作品はそこを主眼に置いてないんですよ!
主人公には、死亡前の体験についても記憶があるので、ある意味未来が見えているのですが、そこには制限があります。
ここがリゼロの見どころだと思っていて
「未来が分かっているから最良の選択ができる」
という条件を封殺しています。
え?これで上手くいったの?
マジか・・これでダメなのか・・
何故上手くいかないのか?
何故今回は上手くいったのか?
1つのストーリーが終わる度に、何が良くて何がいけなかったのかを・・
「毎度、毎度考えさせられ」ます。
これは何が良かったの?
しかし、良かった結果に対して主人公や登場キャラクターが、言葉で振り返るようなシーンが無いんですよ!
カッコよくまとめようとするじゃないですか。
でもそれはしない。
多分言葉にしてしまうと、もの凄くスケールが小さくなるんでしょう。
ストーリー進行におけるキーとなる本質的な部分は、キャラクター自らは語らず、強制もしない。
あくまで主人公の行動と周辺キャラクターが表現したものを、視聴者の思考と感情を通して理解させる。
これが作品の最大の魅力であり、奥ゆかしさであり、最高に感情移入してしまう部分だと思うのです。
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