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古典ゲームを題材しつつも、人物描写と成長を軸に多くの支持を集めた名作!『ヒカルの碁』レビュー!

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ルールすら知られていない”囲碁”をテーマにしながらも、それを少年誌でヒットさせてしまった名作!

 

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あらすじ

ある日、小学6年生の進藤ヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その時、突然碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の魂がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な思いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく・・・。

 

 

この作品のレビュー

この作品の凄さは、囲碁という世間的に知られていない古典ゲームで、アクションシーンも無い漫画なのに、それを少年誌でヒットさせてしまったことです!

 

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しかも、通常ゲームをテーマにした漫画というのは、そのルールなり・やり方なりを読者に理解させて初めて面白いと思わせるものが一般的ですが、この漫画にそこまでの解説はありません。

 

 

なのに、最後まで緊張感や期待感をもって、一気に読めてしまう!

 

 

それは何故か?

 

一つは作者のスタイリッシュな画力が、囲碁という古典的な雰囲気は一切感じさせず、サラサラと読んでいける点があるからです。

 

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また、ストーリー内容としては主人公の人物描写成長が主軸になっており、その後どうなるんだ?と次の展開を期待させます。

気付くと主人公のヒカルをどんどん応援したくなる!

 

主人公以外の登場キャラにも魅力があり、各キャラの囲碁の世界における心情がしっかりと描かれています。

 

 

一通り読み終わったところで、少年が青年になるまでの過程をしっかりと感じられます。

 

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中盤まではSFというファンタジー要素を含みますが、その部分を切り取ったとしても人物描写・心理描写だけで、読み手を引っ張る「構成力」と「作画力」がある作品だと思いました。

 

 

この作品をおススメしたい方

  • 人の成長を描いた作品が好きな人
  • ヒューマンドラマが好きな人
  • 固定あるキャラクターがたくさん登場する話が好きな人
  • スタイリッシュでキレイな絵が好きな人
  • 泣ける話が好きな人

 

 

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